Yasukuni que les Français ne savent pas. 「ヒトラーの墓に独首相が行ったら、日本人だって嫌でしょう?なのになぜ靖国参拝を続けるんだ」数ヶ月前のわたしのヤスクニのイメージです。わたしが完璧に納得させられた説明を聞いてください。
「WW2へのノスタルジー?」「日本の植民地時代への郷愁?」フランスまで届く、数少ない日本のニュースのひとつ、「ヤスクニ」。悪い印象があります。「どうして中韓が怒ると分かってて、首相はヤスクニ テンプル(テンプルには、「褒め称える場所」という仏語の語感がある。これも日本が誤解を招いている原因のひとつだ)参拝するの?」まず、「ジン ジャ」という世界唯一の概念について知ることが、日本に対する海外の誤解を解く鍵です。(海外でヤスクニが紹介されるときの訳「テンプル」には、祝い称える語感、「サンクチュアリ」には、聖人だけの場所=戦犯は居てはいけない場所という、寛容な神社に合わない語感があります。日本特有の概念を伝える別の単語と交代すると誤解が少なくなって良いでしょう)
「ヤスクニ」の本当の名前は「ヤスクニ ジン ジャ」。「ジン」とは神という意味。日本には八百の神がいるとされます。「ジャ」は、住まい。「ジンジャ」とは、神様の住む場所なのです。そして「ジンジャ」とは、日本古来の宗教である神道の聖地です。昔の日本では、敵が強ければ強いほど、その魂を鎮めるべく、政権は敗れた敵のジンジャを造り、そこで神として敵を祀ったのです。「恨んで出てこないでおくれ。どうか心安らかに眠っておくれ」
なぜなら、日本人は、敵にさせ同情するほど他者への共感力の強い国民なのです。「彼は死んだ。わたしのせいだ。志半ばで。いまでも自分が正しく、倒す以外に道はなかったと思っているものの。とても悲しかっただろう。私を恨んだだろう。当たり前だ。死にたい人間などいないのだから。ならば、彼のたましいを慰めるために何かをしなければ。彼が悪霊に墜ち、わたしや民に悪さをしに戻ってこないように」
ここで知っておかねばならないことは:神道は、世界でとても寛容な宗教のひとつだということです。魂の清いものも、犯罪者も、外国人でさえも受け付けてくれます。不幸な死に方をした者は、すべて。そしてここに祀られるものは、英霊(一種の神様)となり、永遠に訪れる参拝者の祈りによって鎮魂され続けるのです。「ジンジャ」とは、神道の神と、これら元は人間だった英霊たちの住処なのです。この概念で「ヤスクニ」を考えなければなりません。ここまで分かってもらえたかな?
現在、「ヤスクニ ジンジャ」には、日本人だけでなく韓国人やアメリカ人など世界中の人が祀られています。外国の人々がショックなのは、東京裁判の戦犯が祀られていることではないでしょうか。けれど、繰り返します。「ジンジャ」は、すべての悲しい死に方をした人間を受け入れる場所なのです。
何よりもあの裁判で戦犯とされた方々は、本当の指導者ではありませんでした。なぜなら、東京裁判は、アメリカが「アメリカのために利用価値がある」と判断した人間を裁いていないからです。(ヒロシマ、ナガサキ、民間人空襲は、話すなよ)そう、本当の悪者は、そこ(ヤスクニ)には、居ません。
そもそも、東京裁判に11人いた判事のうち、裁判長を含めた五人までが「東京裁判は、裁判ではない」とし、抗議しました。フランスの判事も抗議に加わっていてくれて、本当に良かった!わたしは、フランス人であることを誇りに思います!